塗装の仕組み
塗料の構成
顔料+樹脂+溶剤が基本構成です。これに様々な添加物が加わり塗料となります。
顔料
a.ベンガラ(赤色顔料)
弁柄、紅柄などの当て字で書き表される。ねいしょうの由来はインドのベンガル地方から輸入された為とされる。
中国、インド、ベネチア、トルコそれぞれに産出される。日本では岡山県が有名です。
耐光性、耐候性、耐熱性が高く、化学的にも極めて安定しています
b.松煙、油煙(黒色顔料)
松脂、植物油などを不完全燃焼させて煤を集めた炭素黒色顔料。樹脂含量の多い松材で作るのが松煙、菜種油など植物油で作るものを油煙と言います。
最近では工業用として天然ガスを不完全燃焼させて作るカーボンブラックが主流です。
c.茶粉(燈色、褐色有機系顔料)
塩基性の染色用工業製品。水(温水)に良く溶ける。ビスマークブラウンが正式名称。
d.鉛丹(黄赤色、燈赤色顔料)
紀元前よりエジプトで製造されていました。乾性油と混ぜると固着力が高く、耐久性、防錆力の高い塗膜を形成する。主に錆止め塗料として用いられる。
e.群青(青色顔料)
ウルトラマリンとも呼ばれる。天然の群青はラピスラズリを原料とする。アフガニスタン産が有名で極めて高価で貴重な鉱物です。
白色顔料に少量加えて、紙、洗濯物の色を真白く見せる為にも使われる。
塗料の種類
塗料の種類は無数にあるためすべては紹介は出来ませんが、最近よく建物に使われている塗料をいくつかピックアップしてご紹介いたします
アクリル樹脂塗料
新築時のマンション、公営団地等に良く使われています。ウレタン樹脂等に比べ耐候性に劣るので、塗り替えではほとんど使われていません。
ウレタン樹脂塗料
現在良く使われている塗料です。車両を始めパネル、サッシ、大型構造物等の塗装に使われ種類も豊富です。戸建では鉄部や木部の上塗りとして良く使われます。
もちろん屋根、壁にも4~5年前までは主流として良く使われていました。
シリコン樹脂塗料
最近需要が増えて来ている材料です。ウレタン樹脂塗料に比べ耐候性に優れ、光沢も良く戸建住宅の屋根、壁に良く使われます。
コストと次回の塗り替えまでの期間を考えたときそのバランスが最適だと思います。
フッ素樹脂塗料
現在の塗料の中で最も高級な塗料です。耐候性、耐久性に優れ、メーカーによっては20年以上の耐久性を宣伝する物もあります。
欠点はコストが非常に高くなることです。
弾性アクリルゴム系塗料
この材料は主にコンクリート面、モルタル面に使われ、厚塗りをすることで、細い割れ等に追従して隙間を塞ぎ、防水効果が得られます。
高耐候性の製品、断熱性の製品、高機能製品があります。
水性と油性(溶剤)との違い


